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ある夏の日

2016年08月02日

ある夏の日


  おそろいの服を着て

  おそろいぽい 頭にして

  扇風機を前に 大きい口を あけ


  叫ぶ


  バカヤローとか

  チクショーとか


  そんな言葉ではなく


  ああああああとか いいいとか うううとか


  あづぃいいいいとか


  最初に会った日はどうだったか

  この間はこうだったとか

  うちのツレさんが どうとか

  お菓子うまそうだなー リアルで食べたいなーとか


  花火を振り回し

  のっかり

  変な顔をする


  甘いイチゴ牛乳は 好物であるけど

  人生は 砂糖なしの ミルク多め


  苦みとまろやかと たまに生クリーム


  いつか 温泉にいきたいね

  会おうとおもえば 会える距離

  だが こういう 何時か 温泉にいきたい


  会うまでの時間は 豆を削りフィルターをのせ お湯をひとまわりぐるっと

  器をえらび 今日はどのカップにするか


  コーヒーがぽつんぽつんと 染み時間とともに味わいが深くなり

  それを 眺めるように


  会うのは簡単だろうが 何時かここにいきたいね 何時か温泉で

  そんな話をいまは楽しむ


  楽しい時間 すこしでも こころが 笑顔になっただろうか

  自分はそうだったから そうだったらいいなと


  つぶやいてた 言葉をあとからみつけおもう


  もしかして 寂しい気持ちでいたのだろうか

  すこしは たのしくなれただろうか


  送り火がわりの 花火のようには なれないが

  線香花火くらいには

  なれてたらいいな



  親しきひとほど

  言葉は雑になり

  多少のわがままを言う

  わかってくれてるだろうという甘え


  むかつくから 聞いてくれといい

  悲しいからと 涙をながし

  嬉しいと   にやつき


  そんな自分でいても

  いいしあわせ。



  そんな 普通の日。

  ありがとうとは すばらしい言葉だと思う

  だから  ありがとう。



   



  あせらずけがせず 気をつけてかえっておいでね うちのくまさん
 

Posted by ゆず('ㅂ') at 20:22│Comments(0)

 
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